サブスリーを出す走力の維持
皆さんは何年のどこの大会で、何分の記録を出した時が一番覚えていますか?
私が初めてのサブスリーを出した時は、2001年11月のつくばマラソン。
選手向けのバス乗り場で「つくばは平坦で走りやすいから良いでしょ~」と話しかけてくる男性の言葉を聞いて平坦だと思っていましたが、実際は
「なだらかな上り坂が永遠と続くコース」
そんな印象に私は思えました。
大学内の構内コースを3キロほど走ってから一般道に出て、一直線に走り続ける。
5キロを19分30秒前後を徐々にペースが落ちつつも維持し、30キロの通過が
1時間59分50秒。
「サブスリーにはキロ4分ペース」を意識していた私は、
「このペースで行けば、後半落ちても3時間は切れる」と認識したのでした。
私の前や横には、同じペースを刻む市民ランナー。
人の後ろや横に位置して一緒に走る「付いていく」というペース走は、長距離ランナーにとっての基本の走り。
トップランナーかは分からないが、学生の頃の延長で今も走っているのだろうと思わせる力強い走り方には、刺激を受ける。
ゴール地点は、筑波大学内のトラック内で私は「2時間52分58秒」で完走し、
「サブスリーランナー」という称号の地位に達したのでした。
初の3時間切りを達成した時の実感として、大事なことは
・普段から5キロを20分前後で軽く維持できる力を持つこと
・自分一人で頑張るよりも、周りに引っ張ってもらう気持ちで力を極力使わない
・30キロまでは余力を持って走れる走力、残り12キロを気力で走り切れる精神力
・小さなアップダウンをこなせる脚力の維持
これらが大事だと実感しました。
あれからフルマラソンの完走回数も16回に達し、練習しないと走れませんが極端な緊張感なく、レース中の体調不良にならない限りは2時間台を出せるようになったのでした。
「結果を出すまでは誰もが苦しい。
でも、結果を出せるようになると意外と楽しい」
それは走ること以外でも仕事も、家庭でも同じではないでしょうか。
結果を出すまでの努力の過程が大切です。