上り坂でのスタミナ、対応力
毎年、8月の第一日曜日に開催される静岡県の富士登山駅伝大会。昨年は、コロナ感染防止のために中止になりましたが、今年は開催すると発表があったようです。
この大会は、静岡県御殿場市で開催され40年以上の伝統の大会で、麓の陸上競技場から富士山山頂までを往復する大会。1チーム6人で、担当の区間の往路と復路で一人の選手が2回走る独特の大会です。
御殿場市の陸上競技場をスタート地点としていましたが、40回大会以降は御殿場駅前がスタート地点になっています。
駅伝はチームとして走る団体の競技ですが、この大会はロードコースと違い、上り坂の勾配がきつく、砂利と土の登山道の走りづらさがあることが難点になります。
あなたは、上りと下りのどちらが得意でしょうか?
私はアップダウンが激しい100キロマラソンも完走しているので、どちらも苦手意識はありませんが、駅伝のような自分だけのんびり走っているわけにはいかない大会の場合は、意識が変わってきます。
上の写真は登山コースを走る5区、7区の砂走り。私はこのコースを2回走りましたが、靴に石が大量に入るので痛みと走りづらさの記憶が強く残っています。
上り坂では前傾姿勢で走ることが基本ですが、下りでも前傾になることでスピードを抑えず加速しながらに走り切ることが出来ます。
上りは太もも、くだりはふくらはぎや太ももの下側の筋肉に刺激と疲労がきますが、
あなたはレース中に影響が出たことはありますか?
私は、足の披露と気持ちの辛さは別で考えるので「足が動かなくても、気持ちで負けるな!」と100キロマラソンの95キロ地点などでは考えています。
人生楽あれば苦あり。
走ることも簡単ではありません。
でも、必ずやってくる試練だと割り切って、普段の生活のように乗り越えていくことが大事でしょう。
出場した大会で苦しんだことも、次の大会で走りきれる経験として考えれば道の勾配の辛さも損ではありません。
どんな大会でも走りきれる体力と対応力が身につけられれば、自信につながります。